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【intra-mart®とは】DX推進ツールをわかりやすく解説!
この記事では、以下のような方に向けてintra-martを分かりやすく解説します。
- intra-mart(イントラマート)が気になるけれど、難しくてよく分からない…
- DXを進めたいけれど、何からすればいいか分からない
以下のように、intra-martの基本的な情報とDXについてもまとめています。
目次
1.intra-mart®(イントラマート)シリーズは業務改善のパートナー
1-1.intra-mart®シリーズの主な特徴
1-2.17年連続 ワークフロー市場のシェアNo.1を獲得
2.DX(デジタルトランスフォーメーション)とは
3.intra-mart®シリーズで実現できるDX5選
4.intra-mart®の導入の流れ
5.intra-mart®の導入事例
6.その他の業務改善ツール
7.情報技術センターは、intra-mart®特約店歴20年
intra-mart(イントラマート)シリーズは
業務改善のパートナー
intra-martとは、業務改革プラットフォーム(システム共通基盤)シリーズの総称です。
豊富なラインナップと柔軟な拡張性により、企業のDX化(デジタル技術を活用した業務改善)、管理体制の一元化からコスト削減・生産性向上まで、あらゆる課題解決を強力にサポートします。
株式会社NTTデータイントラマート(以下、イントラマート社)が提供し、企業への導入実績は国外を含め10,000社超、パートナー企業は全国200社以上(2024年10月時点)。製造・金融・サービス業など、幅広い業種のビジネスで活用されています。
intra-mart®シリーズの主な特徴
intra-martシリーズの主な特長は3つです。
(1)スピーディーな「ローコード開発」
intra-martはプログラミング知識がなくとも、ドラッグなどの操作でシステムを構築できる「ローコード開発」機能を備えています。
ビジネス環境や顧客ニーズに適応して、スピーディーにシステムを構築できます。
(2)柔軟なシステム連携
デジタル化された作業とアナログな手作業の混在など、複雑なオペレーションのDXもお任せを!intra-martシリーズには、デジタル技術やシステム同⼠をつなぐコンポーネントが多数あります。
既存システムと柔軟に連携しながら自動化し、業務プロセスのデジタル化・⾃動化(BPM)・一元化を実現します。
(3)低コストで高品質なシステムを構築します
システム共通基盤、intra-martシリーズの幅広いラインアップによって、まるでおもちゃのブロックを組み合わせるかのように、お客様の課題にぴったりのシステムをスピーディーに提供いたします。
17年連続 ワークフロー市場のシェアNo.1を獲得
画像引用:https://www.intra-mart.jp/topics/006616.html
intra-martは17年連続「ワークフロー市場のシェアNo1」(2024年記事執筆時点)の実績を誇ります。「ワークフローシステム」とは、業務フローを効率化し、申請から決定までのスピードアップを実現するためのシステムの総称です。
こんなことができます
intra-martのワークフローは、複雑な申請・承認などのプロセスの設計、人事異動や組織改編などによる変更にも柔軟に対応可能です。
例えば・・・
- A部門の社員の申請を、A部門の係長が承認したあと、B部門の係長が承認し、さらにA部門の部長が承認
- B部門の係長が不在の際は、C部門の係長が代理で承認できます
といった複雑なフローであっても、PC上でボタンをドラッグし、組み合わせてシステムを構築できます。
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは
日本語訳では「デジタル変革」。デジタル技術を活用して、以下のようなことを実現し、組織全体の改革や競争上の優位性を確立することを目的とします。
- 業務プロセスの改善やコスト削減
- ビジネスモデル改革や新ビジネス創出
経済産業省では産業界のDX推進に向けてさまざまな施策を展開しており、行政から民間企業まで、国をあげてDXに取り組んでいます。こういった時代の波のなか、DX化は今後も企業が抱える課題を解決するために必要となるでしょう。
intra-mart®シリーズで実現できるDX5選
intra-martで実現できるDX5選をご紹介します。
DX例 | 説明 |
---|---|
①申請・承認・決済などの
|
intra-martワークシリーズ自慢の 「ワークフローシステム」です。 組織の統一基盤として活用することで、 手作業の自動化、問題点を把握・早期発見など、幅広い業務に対応できます。(製品例:intra-mart Accel Platform) |
②既存システムのグレードアップ | intra-martシリーズはお客様が使用中の会計システムや営業管理システムなど、既存システムと統合して利用できます。 既存のシステムを活用しながら新しい仕組みを導入できるという柔軟性が魅力です。 |
③複数データの統合管理・分析 | 異なるデータソースからの情報を統合し、リアルタイムで分析可能です。これにより、経営判断を迅速に行えるようになります。 例:製造業の場合 |
④クラウド・モバイル対応が可能 | intra-martは、クラウドベースでも自社のサーバー上(オンプレミス)のどちらでも構築できます。企業のITインフラや業務スタイルに合わせて導入形態をお選びください。 またモバイルアプリを活用することで、場所に縛られずに業務を進めることもできます。 |
⑤システム開発の短納期化・低コスト化 | intra-martは主にローコード開発のプラットフォームです。 プログラミングの知識がなくてもアプリケーションを開発できるため、短納期化や低コスト化に繋がります。さらにカスタマイズ性も抜群で、スクラッチ開発が可能です。 |
intra-mart®の導入の流れ
自社で導入する場合や導入支援サービスの利用も考えられます。ここではいずれの場合でも経た方がよい、一般的な流れを解説します。
STEP1:導入目的の明確化
まずは「intra-martを導入する目的」を明確にします。例えば大まかに生産性の向上が目的だったとしても、現状の業務のどこに問題があるのか、それはどうしたら解決できるのか、結果的にどれくらい生産性が上がるのか、などを明確にする必要があります。
ただシステムを導入したら課題が解決できるわけではありません。自社にそういった知見があまりない場合は、intra-martの導入サービスや知見のある会社に相談しましょう。
STEP2:構築環境の選定
intra-martの構築できる環境は3つに大別され、企業の規模・利用範囲・業務内容に応じた環境を選びます。
(1)自社サーバーで運用する「オンプレミス型」
(2)「クラウド型」
<プライベートクラウド>
特定の利用者だけが利用できる自社専用のクラウドサービスで、初期費用や導入まで手間がかかる分、高いセキュリティレベルを維持できます。<パブリッククラウド>
Amazon Web Servicesが提供するクラウドサービス「アマゾン ウェブ サービス(AWS)」など、クラウド事業者が提供するクラウド環境を利用する方法です。初期費用を抑えることができるため、導入のハードルが低いメリットがあります。(3)オンプレミス型とクラウド型の「ハイブリッド型」
STEP3:システムの設計・カスタマイズ
導入目的に基づいて、業務アプリケーションを設計・開発します。
intra-martの魅力は、アドオン機能開発ができることにあります。使用者や部署に合わせた設計もポイントです。
STEP4:既存システムとの連携
intra-martは既存のシステムとの連携も可能です。これにより、現在使用しているシステムをそのまま生かしつつ、intra-martと連携して使用できます。
既に自社で使用しているシステムやこれまでに蓄積されたデータを活用したい場合、STEP1の段階で考慮するとよいでしょう。
STEP5:試験運用
いきなり本格導入する前に、試験的に稼働して、調整箇所がないかを吟味します。
STEP6: 本番運用開始
設定が完了し、試験運用も終わったら、本番運用を開始します。運用開始後も、必要に応じてカスタマイズすることができます。定期的な見直しをすることでより高いパフォーマンスを発揮することに繋がります。
intra-mart®の導入事例
情報技術センターにおける、intra-martシリーズの導入事例をご紹介します。
【人事評価システム】不動産業のお客様の業務プロセスの効率化・高度化を実現
開発基盤に『intra-mart』フレームワーク、既存のExcelファイルをそのまま利用できる『IM-EX申請システム(パッケージ)』を使用することで、人事評価システムの早期構築を実現しました。
【課題】
- 人事評価制度の電子化
- 評価業務における可視化と効率化
【効果】
- 人事評価システムの電子化により、人事評価制度の最適化
- 個別目標・実績管理をシステム化によって、目標管理制度の定着
- システム化された人事評価データの利活用による人材マネジメント力の強化
【旅費・経費精算システム】製造業のお客様の業務プロセスの効率化・高度化を実現
intra-martを使用したワークフローを導入することにより「業務効率化」、「ペーパーレス化」の改善を図るとともに、お客様の課題を解決しました。
【課題】
- 利用者の入力業務の効率化
- 担当部門におけるチェックの精度向上と効率化
- ペーパーレス化
【効果】
- 入力支援機能の実装により、経費精算業務の精度向上
- 基幹系の会計システムとの連携により、経費精算業務全般の処理効率化とスピードアップを実現
その他の業務改善ツール
イントラマート以外の業務アプリ開発プラットフォームをご紹介します。それぞれ強みや特徴が異なるので、企業のニーズに合ったものを選ぶことが大切です。
- kintone(キントーン)
- Salesforce(セールスフォース)
- OutSystems(アウトシステムズ)
- Microsoft Power Platform
- ServiceNow(サービスナウ)
情報技術センターは、intra-mart®特約店歴20年
情報技術センターのintra-mart特約店としての歴史は20年以上。50名を超えるintra-mart技術者たちのノウハウと専門性により、intra-martを用いたDXを全力で支援させていただきます。
テレワークの普及や生成AIの登場など、目まぐるしく変化するビジネス環境にあって、企業はあらゆる領域でデジタル技術を活用し、業務効率を高めるとともに新たな顧客価値の創造が求められています。
「DXを成功させたい!」という方はお気軽にお問い合わせください。